さをり織り 数々のワールドを経た最果て

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先日「手織適塾SAORI」(旧・さをりの森)に、さをり織り体験に行ってきた

さおり織りとは

従来の規則正しい織物とは違い、いわゆる間違いや失敗と言われる織りムラ、傷などを逆転の発想で味やデザインとして捉える、画期的な全く新しい「手織り」だそう

その体験の場は、木々に囲まれた中にあり、大きな窓から覗く景色がとても素敵な場所だった

中に入ると、さをり織りの服を纏った綺麗なお姉さんが出迎えてくれた

まずはストールに使いたい色の糸を直感で選ぶ作業

豊富な数の糸の中から選び取っていく作業は、楽しくもあり悩ましくもあり

織り方はとてもシンプルで、物覚えの悪い私でも3工程を呪文のように唱えながらすると無心になって出来た

不思議なおじ様

それでも引っかかってはいけない所に糸が絡んでいた事に途中で気づき、慌ててお店の方に助けを求める場面もあったのだが、

「そんなん、大した事ない、いけるいける。端っこ切ってしまったらええねん。端っこ出てるのも味や」とおおらかに対応してくださった。

その方は最初から最後まで織り方を教えてくれていたお姉さんとは別の方で、いつの間にかふらっと現れてニコニコしながら私たちの作業を見守って下さっていた

鮮やかな色の、さをり織りのモチーフをあしらった帽子とマフラーを巻かれた、とってもお洒落なおじ様だった

さをり織りって、本当に「失敗」って概念が無いんだなぁと安心しながら作業再開

無心になって織っていると、そのおじ様はいつの間にか別の場所に移動されていた

不思議でユーモラスなおじ様に、また会いたいな

数々のワールドを経て

一緒に参加した友人は、いつもピンクを選びがちだから今日は違う色を選ぶ!と意気込んでいたが、選択肢が多いせいかだんだん何色が良いのか分からなくなって来て、ボビンの糸が無くなるたびに色を変え、混沌とした過渡期を経て黄緑ベースの草原ワールドに落ち着いていた

昼食後は、単純作業という最高の環境の後押しもあり、眠気が襲ってきて静かな工房に

ガッシャーン ガッシャーン

と私と友人が何かを落とす音が鳴り響いた

ワールドの最果てに到着

そしてついに何とかトータル4時間で、180センチ程のストールが完成した

出来上がりを見てみると、デコボコしていたり迷いワールドの部分も全体として見ると味わい深くうまいこと収まっていた

誰にジャッジされる事もない

制約、既成概念から離れた自由な自己表現

でこぼこや偶然に出来た傷を無作為の美しさと取る

人生もこんな風に思えたら素敵!

世界に一つだけの作品作りに没頭出来る、豊かな時間が持てた事に感謝!!

参考:手織適塾SAORI 公式ホームページ

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